中古別荘を選ぶ際は、その別荘地が適切に管理されているかをチェックすることが大切です。別荘は、常に住む場所ではないので、人がいない間の管理の仕方が、設備のトラブル発生や建物の状態悪化を防ぐ鍵になります。また、夏の利用を想定している方が当然多い避暑地の別荘ですが、別荘を選ぶ際は冬の気候についても考慮しなければなりません。ここからは別荘を中古で手に入れる際の選び方を中心に、別荘の管理の仕方、中古購入以外の選択肢などについて、軽井沢の魅力を織り交ぜつつご紹介します。
別荘を所有することが夢だという方は多くいらっしゃいます。日本にはその昔から多くの別荘地があります。我が町・軽井沢、富士山の麓の御殿場、北海道、温泉地など、数え上げればキリがありません。軽井沢は明治時代から皇族方や文化人とのかかわりが続く、日本随一の別荘地です。そんな軽井沢に別荘を購入する場合、もっとも手に入れやすいのは中古別荘。もちろん新築という選択肢もありますが、まずは中古で別荘を購入するメリットについて考えてみましょう。
中古別荘は日当たりやアクセス、別荘のまわりの状況まで、すべてをチェックしてから購入することが可能です。そのため、別荘での生活がイメージしやすいというメリットがあります。
中古別荘は、当然ながら新築よりも手頃な値段で手に入れることが可能です。新築は予算的に手が届かない場合でも、同じスペック、もしくはさらに上のスペックの別荘をリーズナブルな値段で手に入れられるのは、中古別荘の大きなメリットだといえます。
新築の別荘を購入できなくても、中古別荘を購入してリフォームすれば、新築物件並みの別荘を手に入れることが可能です。使える設備は使い、最新の設備に入れ替えたいところは入れ替える…そんな風に好みやライフスタイルに合わせて別荘を作り上げていけるのも、中古別荘を購入するメリットだといえるでしょう。
別荘地は、都会とは時の流れが違います。自然を感じながらリラックスして趣味に没頭する。土いじり、読書、写真撮影…自分の時間を誰にも邪魔されない、こんな魅力的な生活を、リーズナブルなお値段で手に入れられるのは、中古別荘の大きな魅力です。夏休みに長期滞在するもよし、週末だけ都会から脱出するもよし。軽井沢に別荘を持てば、こんなに魅力的なライフスタイルが実現できます。
中古別荘には、このようにたくさんのメリットがありますが、やはり中古だからこそ、しっかりとポイントを押さえて選ぶ必要があります。ここからは中古別荘の選び方についてご紹介します。
別荘地は集合住宅ではありません。しかし、別荘地の開発はひとつの会社が行うことがほとんどです。別荘はそれぞれの個人が所有しているものでも、同じエリアをほかのオーナーと共有していると考えるなら、マンションと仕組みは変わりません。毎月の管理費がかかるところも同じです。
別荘は、年間をとおして常に人が居住するわけではないので、オーナーがいない間に誰かが管理する必要があります。別荘地によっては、別荘地が開発されて以降、ずっと同じ会社が管理を行っている場合があります。このようなケースでは、別荘地のどこかに管理事務所が設置されていることが多いので、物件を案内してくれる業者に確認しておきましょう。
また、別荘地によっては、すでに開発した業者が倒産などの理由で撤退しているところもあります。こうした事情の場合は、同じ会社がずっと管理を続けていることもありますが、別荘の各オーナーがそれぞれ管理業者を選定することもあります。これに関してはどちらがいいというわけではありません。決められた管理費の中で、どこまでの「管理」が含まれるのかという内容のほうが大切です。
別荘地の管理費に通常含まれる作業には、以下のようなものがあります。
・定期巡回
・落ち葉の掃除
・冬場の除雪
・灯りの点検
・ゴミの管理
など(管理会社によりサービス内容は異なります)
これらの作業は、通常は管理費に含まれています。こういった点は、時期によっては別荘地のチェックポイントになるでしょう。落ち葉が溜まりっぱなしだったり、人が多く訪れる時期なのにゴミ捨て場の管理が行き届いていなかったりするような別荘地では、人がいない時期の管理に不安が残ります。このように管理の内容と併せて周辺の様子をチェックすることで、管理の質を判断する目安にすることが可能です。
軽井沢を含む避暑地の別荘地は、夏は涼しく過ごしやすくても、都会よりも冬場の冷え込みは厳しくなるので、建物に備わる断熱性はとても重要な要素になります。とくに窓のまわりにカビや結露の痕跡がある場合は、断熱性が低いと考えられますので、こうした建物の場合はガラスを2枚ガラスにしたり、壁面に断熱材を入れたりしてリフォームする必要があるでしょう。
別荘は、購入しても実際に使わなければただの大きな買い物になってしまいます。そのため、なるべく自宅からのアクセスがいい別荘地を中心に探すことが大切です。中古別荘は、景色や価格、間取りや設備などももちろん大切ですが、「自宅からのアクセス」についてもかならず考慮しましょう。その点、軽井沢は首都圏からのアクセスが抜群なので心配ありません。東京からは北陸新幹線利用で所要時間約60分、自家用車の場合は関越自動車道と上信越自動車道経由にて、所要時間約2時間でアクセス可能です。
すでにご紹介したとおり、別荘の管理は基本的に自分で行う必要はありません。通常は管理会社に管理費を支払うことで、基本的なメンテナンスやサービスを受けることができます。また、追加料金で庭の草むしりや建物の点検なども依頼することが可能です。
別荘で重要なのはオフシーズンの管理です。別荘地の冬場は冷え込みますので、積雪や凍結は避けられません。そのため、冬に別荘を使わないのであれば、水抜きを行う必要があります。水抜きを怠ると、水道管の中で水が凍ってしまい、水道管を破裂させてしまいます。管理会社では、こうした水抜きの作業もオプションで行っているので、ぜひ利用するといいでしょう。お風呂場やトイレの配管内の水も凍ってしまうことがあります。流しや洗面台下のU字型の配管などは水を抜けないので、管理会社に作業を依頼すれば、こういった場所には不凍液を入れるなどして対応してくれるので安心です。
庭や玄関などの敷地内の草むしりや除雪、室内清掃、換気、暖房のスイッチを入れる(冬場の到着当日)、寝具のレンタルなど
管理会社により対応しているサービスは異なりますが、このようにさまざまなサービスが提供されています。
「人とのつながり」は、少し管理とは離れるかもしれませんが、やはり大切です。巡回中のスタッフや近所の別荘の方を見かけたらあいさつを交わす、などを心がけると、いざというときに役に立つかもしれません。実際、高齢の定住者が多い別荘地では、声かけを徹底している管理会社もあるようです。また、オーナー会を設けている別荘地ではイベントが開かれることもあるようです。このような別荘地なら横の広がりを作ることができるので、滞在時も安心できるのではないでしょうか。
もちろん中古別荘で気に入った物件がなければ、土地から選んで新築するという手もあります。ただし、土地から選ぶなりの注意点はあるので、地元の実績ある業者に相談することが大切です。
別荘地では、道が通っていないような土地まで販売されているケースがありますが、これには注意が必要です。何もないところに家は建てられないからです。もっとも重要なのは「道」。この場合の道は個人所有の私道ではなく、国や地方自治体が、法律に基づいて認定している「国道」や「県道」などの道路でなければなりません。このような道路に接した土地でないと、家を建てることはできないのです。また、別荘には電気やガスなどのライフラインを引く必要がありますが、まわりに何もない土地ではライフラインを引けない可能性があります。
別荘地は、ほとんどの場合、山林を開発しているため、平坦な土地だけではなく、傾斜のきつい土地もあります。価格は平坦な土地のほうが高めです。平坦な土地のほうが建築も生活もしやすいことを考えると、当然といえます。しかし、傾斜地にもメリットはあります。傾斜地は景色がいいので、これを活かして別荘を設計することが可能です。基礎工事が必要になるので工事費用は高くなりがちですが、この基礎部分を使って地下室も組み込むことができます。傾斜地にある土地のほうが、アイデアあふれる別荘を建てやすいといえるかもしれません。
もうひとつ別荘地で気にしなければならないのがプライバシーです。別荘地の土地は、都会の住宅と比較すると広々としています。ただ、樹木がまばらで、しかも平坦なエリアだと、外部から見通せてしまえる場合もあるので注意が必要です。このあたりの感覚は、とくに建物がまだ建てられていない土地の場合はわかりにくいのです。
そこでおすすめなのが、すでに別荘が立っている土地の購入です。この場合は中古別荘ではなく、取り壊して新築、もしくは大規模なリフォームを行うことになります。このような土地をおすすめするのは「家を建てられることが確実」だからです。すでに家が建っている土地なので、家は確実に建てられます。また、ライフラインもすでに引かれています。別荘地の不動産は、都会の不動産とは少し勝手が違う部分がありますので、別荘地で不動産を探す際は、その別荘地に精通した業者のサポートが欠かせません。
軽井沢は、日本でもっとも有名であり、格式の高い別荘地です。軽井沢の魅力は、豊かな自然と夏の涼しさです。浅間山の南、標高1000メートル前後に位置し、8月の平均気温が20℃前後。7~8月頃にかけては霧が出やすく、この影響もあり、体感ではさらに涼しく感じます。
軽井沢は、別荘地となる前から栄えていた街です。江戸時代は、中山道の宿場町として栄えました。明治に入ると軽井沢は、日本に居住した外国人が避暑に訪れる地として栄え、その後も数多くの著名人に愛されました。そのため、ゴルフ場、テニスコートなどのほか、土産物店、美術館などの施設が数多く揃っています。このように軽井沢は、別荘地としての顔、リゾートとしての顔を持ち合わせています。軽井沢駅周辺のにぎわいは相当なものですが、別荘地となると話は別です。自然に囲まれた別荘地には、静寂、そして涼しげながらもやわらかい空気が漂います。
中古の別荘の選び方について、中古別荘だからこそのメリットや、別荘地だからこそ押さえておかなければならないポイントとともにご紹介してきました。軽井沢はエリアごとに特徴を持っているので、求めるライフスタイルに合わせて別荘地を選ぶことが可能です。
「のどかな自然にとけこんで別荘暮らしがしたい」
「自然・アクティビティ・ショッピングの3拍子揃った別荘暮らしがしたい」
どちらも軽井沢なら可能です。
タカラクリエイトでは、この魅力的な街・軽井沢に根ざして別荘の建築や管理、不動産の仲介などを行っていますので、とくに中古別荘の購入をお考えの方は、ぜひともご相談いただければと思います。軽井沢の別荘に関することなら、どんなご相談でもしっかりアドバイスさせていただきます。
別荘での生活は、あらゆる面で都会の生活に慣れている皆様には新鮮であり、また驚きでもあるはずです。実際に別荘を建てて住んでみるまでわからないような暮らしやコストのことについてもアドバイスさせていただきますので、軽井沢での別荘ライフをお考えの方は、ぜひともタカラクリエイトまでご連絡ください。